ESGリスクとアバントグループ固有リスクと相関関係

テーマ

リスク

採りうる対策例

機会

環境

生物多様性の保全

グループの事業活動との直接の関係性は希薄

  • 一般的データの可視化
  • オウンドメディアの発行などによるブランド作り
  • 非財務情報の収集・可視化テンプレートの販売など

水の安全保障

廃棄物とリサイクル

毎年多数のPCを廃棄しており、リサイクル対応が必要

  • セキュリティを担保した上でリサイクル業者を活用

気候変動

事業活動との直接の関係性は希薄だが、二酸化炭素排出の低減のための努力を一切していない点が問題視される可能性がある

二酸化炭素排出の低減に取り組むことを宣言するとともに下記のような施策を実施

  • 21年7月よりグリーン電力認証購入により使用電力全量についてカーボンオフセットを実施
  • 気候変動リスクについてCRM委員会において評価・対応策を検討し、取締役会に報告する体制を設置

社会

人権と地域社会

人権を尊重しない行動(差別等)の常態化、またはそのような行動の結果として、重大事故が発生した場合に、ブランドが大きく毀損する可能性がある

アバント人権方針に掲げる人権尊重の基本方針に基づき、対応を検討

  • 人権アセスメントの実施
  • ハラスメント防止マニュアル作成
  • 理念研修/ダイバーシティ研修の定期的開催

国際的な優良企業のレベルとなれば、そのアピールがブランド価値の増大につながる可能性はある

労働基準

労働法規の違反の常態化、またはその結果として、重大事故が発生した場合に、ブランドが大きく毀損する可能性がある

  • 労働法遵守の徹底
  • ホットラインの実効性向上
  • GPTWサーベイの結果を精査し、年次アクションプランを作成

顧客に対する責任

製品・サービス品質に大きな問題があった場合、サービス提供の過程で重大事故を発生させた場合等にブランドが大きく毀損する可能性がある。またミッションとして掲げる社会的貢献および顧客ニーズに真摯に応える姿勢を維持し続けなければ長期的なサステナビリティに支障が生じる可能性がある

  • 品質管理の強化と品質宣言の実施
  • AVANTによる顧客満足度調査の実施
  • 理念研修の定期的開催

ミッションとして掲げる社会的貢献についてはその成果をあわせてアピールしていくことにより、ブランド価値を増大できる可能性がある

健康と安全

労働基準と同様

労働基準と同様

労働基準と同様

ガバナンス

リスク・マネジメント

認識・把握できていない、または対策(低減・移転)が不十分な重大リスクの発生により、サステナビリティが危ぶまれる可能性がある

  • アバントグループのリスク・マネジメント体制の開示強化
  • CRM委員会の実効性向上

お客様のガバナンス向上に貢献する製品・サービスを検討

コーポレートガバナンス

適切な企業統治が行われず、株主の利益最大化が追求されない可能性がある

  • アバントグループのガバナンス・システムの開示強化
  • 委員会設置会社への移行を含めた組織検討

コンプライアンス

重大な法令違反の発生が明らかとなった場合に、ブランドが大きく毀損する可能性がある。特に事業の性格上、インサイダー取引はリスクが高い

アバントグループ行動基準に基づき、コンプライアンス体制を強化

  • インサイダー研修等法令研修の実施・強化
  • ホットラインの実効性向上