当社グループは、社会の公器として長期にわたり価値を提供し続ける「100年企業の創造」を企業理念に掲げております。社会やお客様への価値提供を企業価値の向上につなげる「企業価値経営」に取り組み、中期経営計画「BE GLOBAL 2028(BG28)」を推進しています。この取り組みも、今年度で4年目を迎えました。

 

BG28の折り返しにあたる前年度(2026年6月期)は、グループ全体では売上高、営業利益ともに過去最高水準に達したものの、事業ごとの進捗には差が生じ、BG28の最終年度に目指す姿とのギャップが明確になった一年でした。

 

特に、当中期計画で最も成長を期待して取り組んできた経営管理ソリューション事業は、お客様のニーズに十分に応えられず、苦戦を強いられました。企業価値向上は多くのお客様に共通する重要課題であり、市場ポテンシャルは大きいと考えています。しかし、それを事業機会へとつなげる実現力が十分でないと認識しており、現在は経営体制、事業モデル、人財を一体で見直しています。

 

また、DX推進事業では、AI技術の進化などによるお客様のニーズの変化を新たな事業機会と捉え、対応力を高めるとともに、生産性と収益性の向上に取り組んでいます。一方で、連結決算開示事業は、業務専門性の高さに加え、AIの内部活用を含めた品質と生産性の向上が進み、より高収益なビジネスモデルへと発展しています。

 

AIをはじめとする技術や市場環境の変化によって、当社が事業を展開する領域そのものも大きく変わりつつあります。従来の延長線上ではなく、変化を前提とした経営へ、モードチェンジが求められています。

 

創業以来、当社グループは幾度となく大きな環境変化を経験してきました。その中で、変化に対応できるかどうかは、突き詰めれば自らの経営力にかかっており、同時にそうした局面が組織を大きく成長させる機会にもなることを学んできました。

 

当社が目指す企業価値経営とは、環境変化の中でも持続発展できる「自立した経営者の集団」をつくることで、社会やお客様への貢献力を高め、その結果である本源的価値の向上を実現するものです。企業価値経営をさらに磨き、変化という大きなチャンスを活かす会社へと組織的に成長してまいります。

 

 

 

2026年8月
株式会社アバントグループ
代表取締役社長 グループ CEO
森川 徹治